5月6日、自殺した父が亡くなり3年が経って思うこと
当ブログは完全未経験からプログラマーを目指す人のためのブログです
どうも、遅咲プログラマー(@yoshito410kam)の神里です。
今日はちょっと暗いお話になりますが、大切なことだと思うので書きます。
あの日から3年。
いやぁ〜、色々あったな。
ブログやプログラミングを始めたきっかけ
僕がブログやプログラミングを始めたのは父の自殺がきっかけです。
それがあるまでは、自分がブログを書くなんて全く想像もしませんでした。
もともと文章書くの大嫌いで、パソコンの前に長時間座るのが苦痛だったので笑
しかし、父のことがあってから僕は親孝行について深く考えるようになり、少しでも母といる時間を増やそうとブログやプログラミングを始めることにしたのです。
どちらのスキルも場所や時間にとらわれずお金を稼ぐことができるので、それなら働きながらでも十分親孝行できるなと思って。
で、そんなこんなで新しいことに挑戦していたら、父が亡くなってからあっというまに3年が経ちました。
時間が経って気持ちが落ち着き、やっとまともに文章を書けるようになったので、過去の出来事について色々思うところを話してみます。
やはり自殺は良くない
身内が亡くなった立場から考えても、当たり前ですが、やっぱり自殺は良くないです。
なぜなら、残された人間は深い悲しみを味わうから。
もちろん亡くなる側にも死ぬほど辛いことがあったのかもしれませんが、最悪の事態になる前に改善することも出来たのではと、なぜ失ってからしか気づけないのかと、疑問に思うことも多々あります。
事件があった後は、僕の母親も妹もしばらくはずっと泣いてましたし、あまり感情を表に出さない僕も結構泣きました。
それから1年、2年と時間が経っても、ふとした瞬間に突発的に泣きそうになります。
これはもう発作的なものなので、自分ではどうにもコントロールすることができないなぁと諦め気味。
だからやっぱり、自殺は良くないなと。
すぐに諦めるのは簡単だけど、それはお互いにとっていい結果にならない。
他に解決方法はいくらでもあったはず。
まぁ、今こんなこと言ってももう遅いんですけどね。
今自殺を考えてる人は、何とか他の方法を探して欲しいなと思います。
3年前とはかなり状況が変わった
あの出来事をきっかけに、僕は5年間続けた研究職を辞めました。
色々と考え、働き方を変えたほうがいいという結論に至ったからです。
その理由は以下の通り。
- これまで以上に親孝行しようと決意した
- 研究者のままでは場所に縛られるため親孝行できないと感じた
- 会社に価値観の合う人がいなくてつまらなかった
- パワハラ上司が普通にいて会社が死ぬほどくだらないと感じていた
- マネジメント層がパワハラを黙認していることが許せなかった
- 会社の外には素晴らしい人が沢山いるとわかった
- 研究以上にやりたい事が見つかった
色々な理由が重なり、僕は研究職を辞めました。
そこそこ大手でしたが、辞めたことは全く後悔していません。
「大手企業でなくとも素晴らしい会社は他に沢山ある」ということを、今、改めて実感しています。
確かに給料は減りましたが、今のほうが何倍も幸福度が高いですね。
父がきっかけを与えてくれた
決してあってはならない出来事でしたが、良くも悪くも僕の目を覚ましてくれたのが父でした。
父のおかげで僕は自分の人生を見直し、自分の価値観を見直し、自分の選択を見直し、自分の想いを大切にする方向に軌道修正する事ができたのです。
父のおかげで、今ではとても楽しい人生を送っています。
「人はすぐ死ぬ」
それがわかったからこそ、自分の好きな人達と関わり、好きな仕事をし、好きな場所で暮らし、悔いのない人生を送ろうと心から思えるようになりました。
僕は今まで、自分の好きな事をやるのは自分を甘やかす行為だと思っていました。
しかし、それが間違っていたと気づく事ができたのです。
その証拠に、3年前よりも今のほうが何倍も働く事が出来ています。
社会貢献も比べ物にならないくらいやってます。
この経験から、好きな事で生きないことこそ、間違った選択だと気づく事ができました。
結局人は、自分の好きなことの中でしか最高のパフォーマンスを発揮できないようになってるんです。
今の僕にできること
一度失ったものは二度と戻ってはこない。
救えなかった申し訳なさでいっぱいだけど、何度後悔をしたところで父が戻ってくるわけではない。
僕が犯した過ちはとても大きいけど、それで下を向き続けていても誰かが助けてくれるわけではない。
僕にできるのは、過去の誤ちと向き合いながらも、二度と同じ失敗を繰り返さないように前進することだけ。
だからこそ今も、楽しみながらも必死で前に進もうともがいています。
残りの人生で自分に何ができるのか?何をすべきなのか?何がしたいのか?
それを常に考え、いつ死んでも悔いがないと言えるように行動しています。
特に家族やパートナーに関しては、きちんとお互いの関係を大切にできるように、何かあった時にちゃんと救えるように。
近い将来やりたいこと
というわけで、これからさらに前進するため頑張って行きます。
近いうちに実現したい目標は、地元である沖縄に働き方の選択肢を与えることです。
なぜなら沖縄は仕事が少なすぎるから。
沖縄に帰ろうと思った3年前、求人を見たときは本当にびっくりしました。
仕事の選択肢としてあるのは介護や看護、営業がほとんどで、自分がやりたいと思う仕事には漏れなく年齢制限が設けられています。
つまり、人生をリスタートしようと考えている人にとって、沖縄はこの上なく過酷な環境なんです。
そういう状況をなんとか変えたい。
もっともっと仕事の選択肢が多くてもいいはず。
なので僕は、沖縄の人にプログラミングを教えたり、仕事を斡旋したりして、地方にいながらも好きな仕事ができる環境を整えようと考えています。
最初は地元に帰ってやろうと思っていましたが、よく考えれば今からでもできることなので、今からちょっとづつ動いてみようかと!
最後に
僕がプログラミングを始めたのも、ブログを始めたのも、全てのきっかけは父でした。
最近は週6勤務になったこともあり、いっぱいいっぱいになることも多々ありますが、いつでも3年前のあの日のことを頭に入れ、初心を忘れず前進していけたらと思います。
僕にできるのは同じ過ちを繰り返さないことだけ。
これからも、周りにいる家族やパートナーを大切にしながら目の前のことを楽しんで生きたいと思います。